- TOP
- >
- 2.優位性を示す表現について
2.優位性を示す表現について
[1]優位性表記とは
・優位性表記とは、「ナンバーワン」「トップ」「最初」「唯一」など、他に対して優位性を
示す表現のこと。客観的事実に基づいてのみ表記が可能となる。
※公平なデータを拠り所としない根拠のない優位性表記は、誇大広告にあたるうえ、意図的に
他を劣位に置く表現となるため、使用できない。
※客観的な事実として証明できない優位性表記も使用できない。
◆ 数値により優位性を表したもの ◆
ランク付け表現……売上高 1 位、業界 5 位 など
市場占有率の表記……シェア 50%、日本で導入されている台数の 2/3 を占める など
◆ 言葉として明確に優位性を表したもの ◆
トップを表す言葉……No.1、トップ、世界一、日本一、最大、最大手、ダントツ など
初めてを表す言葉……初めて、最初に、日本初、世界初、第一号の など
一つしかないことを表す言葉……唯一、当社だけ など
注意)No.1 を意味する「トップ」表記の場合は、根拠なく記載することはできない
×業界 No.1 に君臨する
×業界トップの実績を誇る
×市場シェア 80%を超える
×日本で初めて導入
×アパレル業界トップ
メーカーです!
×オンリーワンの技術が
強みです!
⇒優位性表記にあたる
ため、出典表記がない
場合は使用できない。
×世界 4 大法律事務所で
ある当社は、
×飲料業界の 3 大メーカーで
ある。
⇒「●大」も優位性表記に
あたるため、出典表記が
ない場合は記載できない。
×当社の社長は、北海道では
知らない人はいない
有名人。
×当社の福利厚生は業界
ナンバーワン。
⇒客観的な事実として証明
のしようがない優位性
表現は一切不可。
○当社の製品は、トップアスリー
トからも高く評価されています。
[2]表記の原則
・客観的証明物があり、その出典表記ができる場合に限り記載することができる。
・優位性表記をする場合は、分野(●●業界など)・対象(売上高など)を明記すること。
【出典に関する規定】
・必ず出典元からマイナビ転職への掲載利用許諾をとったうえで、媒体名・発行年月日・正式
ランキング名・調査名・調査時期などを正確に表記すること。なお、出典の利用は出典元の利
用許諾期間内に限る。
・出典は基本情報画面、検索結果バナー/メッセージ画像それぞれに記載が必要。
・企業側の意向が含まれている会社パンフレットや新聞記事広告、二次加工データ、他社求人
媒体は出典としては認められない。
・客観的証明物は、業界団体や調査会社が調査した資料を推奨するが、自社調べのものもその
調査資料から内容が確認できる場合には不可としない(自社調べの場合は「自社調べ」と明記
すること)。
・自社調べの場合、客観的証明物の事前提出が必要となるため、制作時に確保すること。自社
調べ以外の場合でも客観的証明物を必ず制作時に確保すること。
掲載前にマイナビ代理店担当者に客観的証明物の提出を行う。原稿審査部で内容を確認し許諾
が得られた場合のみ、原稿内に自社調べの記載が可能。
・客観的データに基づいた記載をする必要があるが、掲載企業より下位の社名の掲出は避ける
こと。
■【参考】No.1 表示に対する公正取引委員会事務総局の見解
公正取引委員会事務総局作成の『No.1 表示に関する実態調査報告書』では、「No.1 表示が不
当表示とならない」ための必要事項として、以下を挙げている。
◎ No.1 表示の内容が客観的な調査に基づいていること。
◎ 直近の調査結果に基づいていること。
◎ No.1 表示の対象となる商品等の範囲、地理的範囲、調査期間・時点、調査の出典につい
て、調査の事実に即して明瞭に表示されていること。
◎ 調査結果を正確かつ適正に引用していること。
○☆☆製品の国内出荷量シェア
●%(20XX 年 6 月「全国◎◎
売上レポート」★★研究所調
べ)
○☆☆業界において売上高第●
位 (20XX 年 1~12 月★★研
究所調べ「◎◎ランキング」)
×20XX 年●●製品顧客満足度ラ
ンキング
1 位:A社 2 位:B社
3 位:C社(20XX 年 12 月 ☆
☆社調べ「2014 年●●満足度
10000 人調査」より)
⇒A社の募集において、下位の社
名(この場合、B社・C社)を
出すことはできない。
[3]優位性表記とみなさない文言
・優位性表記に関する客観的証明物がない場合、下記のような範囲が漠然とした表現であれば
許容する。ただし、必ず事実関係を制作時に確認すること。
※事実乖離が想定されたり、情報の妥当性に疑問があったりする場合、他社からのクレームリ
スクが想定される場合などには、下記表現であっても認めないことがある。
◆ 表記可能例 ◆
「リーディングカンパニー」「リードする」「圧倒的シェア」「随一」「草分け」「さきが
け」「パイオニア」「いち早く」「屈指」「業界大手」「トップクラス」「最大級」「他に例
の無い」「他の追随を許さない」「他に類を見ない」「右に出るものの無い」「代表する」
「最先端」「第一人者」「グループ企業内におけるトップ表記」
○業界トップクラスの
実績を誇る
○市場で圧倒的なシェアを
誇る
○日本でいち早く導入
×1、2 位を争っています。
×日本ではまだ 3 番手。
⇒実質的にランキング表記
とみなされるものは NG。